第2話 絶望と旅立ち

どうも梟です
6月14日 テスト終わってしばらく休んだら第2話 やるよ〜 ヾ(*´∀`*)ノ
そのあとはどんどんやってくよ!6月中に鬱シナリオは終わりにしたいですw
そこまで行ったら、反撃開始だ!
今後の予定ー
14日  第2話
17日 〜24時  第3話 導入
21日  第3話 メイン 
 
 
          間奏
グラスランナーはハープを奏で続ける
悲しく・・・・・・・
疑心を煽り・・・・・
恐怖に満ち・・・・・
救いがない・・・・・
普通なら、聞いているだけでその場で店を出たくなる
そんなメロディを、

しかし、人々は聞くのをやめない
彼らの耳には確かに届いていたのだから 
小さくも 確かに響く 
 
希望のメロディが
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
時は きたれり
時は きたれり
 
その男は 帰ってきた
 
長らく封されし 剣を抜き
かつての力を取り戻し
人々の前に 立ちはだかる
 
絶望として
奪うために
 
人々の 望みを
小さな 望みを
 
人々は 求める そして願う
家族の 安全を
温かい 食卓を
賑わう 祭事を
それが 永遠に 自分の近くにあることを
 
それらは塵と消える
まるで 最初からなかったかのように
すべて 夢であったかのように  
  
人々は 求める そして願う
曾ての 英雄の 再来を
死した 英雄の 再びの奇跡を
 
それらは霧と消える
まるで 続きなどなかったかのように
すべて 作り話であったかのように
 
人々は 絶望し そして願う
苦痛が 長く 続かないことを
終りが 早く 来ることを
悲劇を 大切な人が いなくなるのを 短い間しか見ないことを
 
それらは叶えられる
まるで 最初から決まっていたように
すべて 無駄であったかのように
 
しかし  抗うものもいる
彼らには その力はない
それでも 彼らは抗う
彼らには 譲れないものがある
 
あるものは 自分の 自由が
あるものは 自分の 意志が
あるものは 自分の 家族が
あるものは 自分の 肉親が
あるものは 曾ての 呵責が
 
かくして 彼らは抗う
その絶望に

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
人々は、唾をのむ
冷や汗が、頬を流れていくのが感じられる
視線は、グラスランナーにくぎ付けとなる
グラスランナーといえば・・・・
相も変わらず陽気な表情のままその歌を奏で続ける
絶望から始まる 英雄譚を