暗黒バナナ帝国キャンペーン第4話

お久しぶりです.段々と昼夜の温度差が激しくなり,暮れゆく秋を感じる今日この頃.みなさまいかがお過ごしでしょうか?お風邪など召されていませんでしょうか?
帝国の歴史を綴る名誉ある仕事に従事中のキリエにございます.

宮廷の紹介

前回からの「暗黒バナナ帝国」の皆様の変遷をご紹介いたします.

  • アーサー(国王/博士/13/♂/Lv3)
  • ダイス(神官/亭主/23/♀/Lv3)
  • ゾンビ(騎士/剣闘士/13/♂/Lv3)
  • エクレール(ニンジャ/狩人/10/♀/Lv3)
  • キリエ(従者/武人・怠け者/21/♀/Lv3)
  • ヘンジン(大臣/貴族/56/男/Lv3)

古くから帝国に仕える老大臣です.表の仕事はアーサー様とエルリック様にお譲りになり,内政に従事されていました.今回はエルリック様が寝込んでしまわれていたため,冒険に加わることに.魔王を封じた”魔道書”を守っているそうです.恐ろしや恐ろしや.

お留守番の方々

悪い風邪を召されてしまったようです.お大事に.

  • クレヨン(ニンジャ/冒険者/11/♂/Lv2)

暗黒バナナ帝国の施設(領土数:2)

  • 王宮
  • 鍛冶屋
  • 劇場
  • 病院
  • ギルド(芸能,迷宮)
  • 転職所
  • 温泉Lv2
  • 刑務所
  • 学校

あらまし

その夜,王国中の子どもという子どもが奇妙な夢を見ました.もちろん,我らがアーサー王さまもその例外ではありませんでした.
それはニミュエと名乗る妖精が頻りに助けを求める夢でした.
その助けを聞き取った子どもたちが果敢にも助けに行こうとするのを何とか思いとどまらせ,古い時代を知るご老人から妖精王ニミュエとアーサー様をはじめとする暗黒バナナ帝国の縁を知るのでした.
そこで,われらが偉大なるアーサー王さまは,妖精王ニミュエの助けに応えるべく,一路,妖精の森への遠征を決断なされたのでした.

王国フェイズ

  • ヘンジン,ジョブ:料理人に転職.
  • エクレール,ジョブ:働きものに転職.
  • ダイス,ジョブ:召喚師に転職.
  • ゾンビ,ジョブ:怠け者に転職.

迷宮フェイズ

妖精の森までの距離は2マスです.道中は魔物の襲撃こそあったものの,平穏に過ぎてゆきました.

妖精の森には北と東からの入り口があったのですが,最も近い北の入り口から入ることにいたしました.急がば回れと言いますが,道中表だけは勘弁です.

北の入り口からたどり着いた先は,巨大な樹を背景にした謎の空洞でした.そこには妖精が二人いらっしゃいました.彼らの知るところによると,妖精王は突如居なくなられてしまわれたそうです.私たちは時計回りに樹の周りを進むことにいたしました.

その先にあったのは,いかにものどかな花畑でした.ですが,暗黒バナナ帝国もすでに歴戦の宮廷です.その確かな勘と経験は不穏な気配を察知していたのです.…が,それに構うことによってさらなる罠に足を踏み入れることを避けるべく,大胆にもそれを無視いたしました.その結果,物陰からの気配が姿を現し,宮廷に躍りかかったのです*1.この部屋にはほかにも不穏な雰囲気*2を感じたのですが,それは杞憂に終わりました.

先を急ぎますと,なにやらうねる部屋にたどり着きました.ここには魔物の気配もなく,休憩するにはもってこい…のように見えましたが,実はこの部屋は生きており,虎視眈々と私たちの持ち物を消化しようと狙っていたのでした.それだけでなく,床にはなにやら迷宮嵐を引き起こす魔法陣が刻まれておりました.そのことに住んでのところで気がついた私たちは,あわただしく次の部屋へと移りました.まさかこの魔法陣が今回の騒動の発端であったとは,夢にも思わなかったのです.

そこは,泉の湧く静やかな場所でした.ここには大喰らいたちの姿がありました.彼らは妖精王の居場所について何か知っているようでしたが,極端に腹がすいており宮廷の食糧を全て明渡さなければ襲いかかることも辞さない様子でした.しかし,迷宮において食料は命綱です.そんな要求を呑めるわけもありません.やむなく戦闘になりました*3.その後,ヘンジン様の"心眼"*4が危険信号を告げる泉には触れず,部屋の探索を行ったのですが,肝心のニミュエ様のお姿が見当たりません.それはどうしたことか,と考えた挙句,ひらめいた発想は,なんと"迷宮嵐"の魔法陣で妙な所に飛んでしまったのではないかといったもの.すぐさま取って返し,魔法陣を踏めば,いずこかで部屋の入れ替わる音が聞こえてまいりました.

その方角へと戻っていきますと,そこには妖精王ニミュエ様のお姿がありました.どうやら,私たちの推測が的を射ていたようです.彼は私たちに礼を述べるとともに,私たちの力を試したいとおっしゃられました.もし私たちが勝つことができれば,一つ願いを聞き入れてくださるとのこと.正直もっと気前がよくても罰は当たらないと思うのですが,そんな気持ちはおくびにも出さず,その申し出を受けました*5.感想は…とてもそそっかしい方でした*6.あのゾンビ様がエクレールさんをかばったとはいえ,一撃で瀕死の重傷を負ってしまわれた時はかつて私たちの国「独立災厄村」が滅んだ時以来の絶望に打ちひしがれたのですが.閑話休題

お願いはヘンジン様の持つ,魔王を封じた"魔道書"を引き取って保管してもらうことにいたしました.すぐ近くに滅びの種があるのでは,このままでは夜もおちおち眠れません.

ニミュエ様,これからは無理はなさらず,お体を大切になさってくださいね.

終了フェイズ

しばらく国を空けていたことによる王国の変容は,ヘンジン様の巧みな"徴収"により,さらに繁栄を約束されたものとなりました.民も若干ながら増え,今回の収入はなんと15MGでした.
今回は色々と仕事が立て込んでしまったため,この収入の使い道を考えるのには時間がかかりそうです*7
これからも帝国が繁栄するよう,願ってやみません.

しかし,ここのところ不自然に迷宮嵐が多発している気がいたします.第三夜明かしランドの件や台風の時には,憎っくき第三連合王朝の影がちらついていましたが,もしかすると今回もどこかで糸を引いていたのかもしれません.

*1:トラップ:ものかげによる不意打ち.羽妖精×6,赤頭巾×3,蚊の王,サボテンブラザーズ×4.羽妖精が先行して"不幸因子"で,敵味方関係なく同エリアの対象にバッドステータス(以下BS)"呪い"を与え,BSを受けた対象にサボテンブラザーズの"死のフラメンコ"で1d6ずつダメージを与える.蚊の王はその驚異的な回避値17により,敵軍に圧倒的な先制力を約束する存在…のはずが,羽妖精と同エリアに来てしまったために,"死のフラメンコ"で葬られてしまう.羽妖精も同様.

*2:こたつコンボを想定していたが,ただの戦闘トラップだった.こたつは発見により発動するトラップで,即座に休憩を行わなければならなくなる.休憩により発動するトラップとの相性は抜群.未発見で通過すると発動するトラップを同時においておくとなお良し.

*3:大喰らい,茸ドラゴン×2,洞窟熊×2.メインとなる戦法は,洞窟熊よりHPが低いほど成功率の上がる"ベアハッグ"で前衛のHPを1にし,茸ドラゴンが"毒の粒子"を吹き付けること.洞窟熊より高いHPを誇るゾンビ様には通用いたしませんでした.

*4:オブジェクトに仕掛けられたトラップを察知するスキル.ここには,トラップ:きこりの泉があった.

*5:妖精騎士,お化けシーツ×5,ドモヴォーイ×3,笛吹き男,貧乏神.笛吹き男の"妖精指揮"で全体的な命中値とダメージを底上げし,お化けシーツが宮廷の位置を調整したのち,妖精騎士の"突撃"・"特攻"を乗せた大ダメージを"剣劇"で振りまく構成.妖精騎士と同じエリアにいるならドモヴォーイもかなりのダメージを期待できた.

*6:"特攻"は自分が2d6のダメージを受け,そのダメージを攻撃に乗せるスキル.それと"剣劇"起動コストのHP減少のダイスが見事に空気を読んでしまい,妖精騎士の残りHPが0になった.

*7:時間的な都合があり,終了フェイズの予算会議を途中で保留した.現時点で購入が決定しているのは,暗黒バナナ帝国に隣接した領土1つのみ.